現在、愛車の売却を考えているけど、売るからには1円でも高く売りたいとお考えのあなた。
いったいどうやったら車を高価買取してもらえるのか気になるところでしょうか?
ここでは実際私自身が、平成16年(2004年)初年度登録のインプレッサSTiを平成31年(2019年)3月に90万円で買取してもらった方法をお伝えします。
どうせ新車同様で走行距離も少なく状態が良い車だったから15年も経過した車が90万円で売れたんと思われたかもしれませんが、そんなことはありません。
買取時の車の状態やどうやって90万円で買取してもらえたのかお伝えしますので参考にしていただき、ぜひあなたも1円でも高く愛車を売却していただきたいと思います。
買取時の愛車の状態
冒頭でもお伝えしたとおり、状態が良かったから90万円の買取価格がついたのだと思われるかもしれませんが、状態が良ければ120万円以上の価格がついたと思われます。
では、まずは実際に私が90万円で買取してもらったインプレッサSTiの買取時の状態がどんなものだったのかお話しすると・・・
<売却車種>
車種:スバル インプレッサ
グレード:STiスペックC typeRA
初年度登録:平成16年(2004年)
購入年:平成24年(2012年)
購入時価格:220万円
※中古ワンオーナ車(事故歴・修復歴なし)を購入
<売却時の状態>
売却時走行距離:135,254km(購入時走行距離:63,000km)
次回車検:2019年10月
※査定用の写真を撮影してから売却時まで乗っていたため売却時に走行距離も短くなっています。
事故歴あり
修復歴あり
※コンビニ駐車場で左サイドに突撃されて左ドア(前後)凹み、フレーム歪みでドア交換・フレーム板金修理
※交差点で左フロントに突撃されて左フェンダー破損、バンパー破損、ヘッドライト破損、フレーム歪みで各部品交換、フレーム板金修理
ざっとこんな状態でした。酷い状態だったかはお分かりいただけたでしょうか?
さらにアライメントが狂っていたり、運転席の窓の開閉に難があったり色々ダメージがあった状態です。
あっシートも穴があいてボロボロでしたよ。笑
では、次にこんな値段なんてつかなそうな状態のインプレッサをどうやって90万円で買取してもらったかお伝えします。
H16年インプレッサSTiを90万円で売却した方法
ずばり申しますと、「ひたすら買取業者に査定を依頼した」です。
「はっ?買取業者に査定依頼?当たり前だろ!」なんて声が聞こえてきそうですが、「ひたすら」が要です。
何社が具体的な数は覚えてませんが、20~30社ほど手当たり次第に査定依頼を申し込んで最終的に一番高値を提示してきた業者さんに90万円で買い取ってもらったのです。
本来であれば、車の買い替えを検討していたので、新しい車を購入したときに下取りしてもらうのが一番楽なのですが、私はとにかく1円でも高く売りたいと考えていたため買取業者へ買い取ってもらう選択肢を選びました。
なぜなら売却したインプレッサSTiに可能性を感じたからです。
車の高価買取を狙っているあなたでこの記事にたどり着いたということはおそらくご自身の愛車のおおよその買取価格を把握なさっているのではないでしょうか?
それよりも少しでも高く売れればと思って車の高価買取のコツをお調べではありませんか?
まさしく私も同じでした。
そして私が90万円で売却したインプレッサSTiは人気の車種で一時期盗難がはやり中東などに売り捌かれていた車種と同モデルだったのです。
なんでも中東では500万~700万円で取引されているなんて噂もありました。
さらに私のインプレッサSTiは300台限定車だったため、付加価値があるのではと思って100万円で売れる可能性があるのではないかと思い売却活動を始めました。
「やっぱりお前が売却した車は限定車だったから90万円の値段がついたんじゃないか!!」なんて言われそうですが、限定車といっても事故歴・修復歴ありで15年落ち走行距離13万㎞越えですからね・・・各業者さんにも「この状態だと限定車の恩恵はあまり期待できない」とも言われました。これ乗りたいですか?笑
私だったらこの状態の車を買いたいとは思いません。でも高く売りたかった。我儘ですね・・・笑
中東ならたとえ事故歴あり・修復歴ありの車でも人気車種なら高く売れる可能性があると勝手に思い込み、まず、はじめに買取価格100万円を目標にして輸出取引をしている自動車買取業者にアプローチをかけました。
インターネットで「自動車 輸出 高価買取」なんて感じで検索してめぼしい業者にアプローチをしかけました。
どの業者も遠方のため、メールにて指定された車の情報をもちろん買取希望額を含めて送付して早い業者だと翌営業日、遅くとも数日後には査定額の連絡が来ました。
しかし、状態が状態なだけにやはり業者も安く買取して高く売却したいため、なかなか希望額の100万に届きません。
いいところ50万円が上限でした。
ちなみに目標額は100万円でしたが、希望額を伝えるときは大胆に150万円、最低135万円といった感じで提示しました。
これは150万円や135万円は無理でも譲歩して100万円だったらどうかという交渉をするための作戦です。
それでも、この時点では50万円が最高でしたが・・・
ならば個人売買で輸出してしまえと思ったのですが、語学力のない私には無理と判断して、諦めて輸出売買を行っている代行業者を探しました。
もちろん語学力があって交渉にも自信があって車が海外需要の見込みがあればご自身で輸出売買にチャレンジしてみるものありかと思います。
代行業者を調べていると「カー・コネクト」という世界各国を相手にして愛車を競売にかけてくれる専門業者を発見したのですが、なんと現在取引停止中で不発・・・
諦めて次に目をつけたのが一括査定です。
もうこれは、あなたも「自動車 高価買取」なんて検索すればお目にかかったことがあるかと思いますが、たった1回の登録で複数の大手買取業者へ一括査定依頼が完了!と謳っているアレです。
登録した途端、来るわ来るわ電話が鳴りっぱなしというくらい次から次へと業者から連絡がきました。
だいたいテレビCMでも話題の大手業者は出張査定を提案してきます。
あらかじめ車両情報を専用サイトから登録した上で、日程調整の上、査定士が自宅にやってきて現車確認の上、店に確認して金額提示する流れです。
査定士と直接会うため、その場で買取希望額を伝え、多少の嘘にはなりますが、輸出専門業者が提示した50万円という額をやや多めの60万円で提示されたことにして、「他業者さんは60万円の提示をしていて、それ以上になれば検討したいんですが」と申し出てみました。
すると、査定にきた何社かは60万~65万円を提示してきました。
「うちで車を買い替えてくれたら80万円出します」なんて業者もありましたが、新しい車は既に別の自動車販売店にお願いしてあったのでお断りしました。
ちなみに新しい車を購入した販売店でも下取りできたのですが、「その金額だとうちは無理だから他で買い取ってもらって」と逆に断られてしまったのです。
なんだかんだ言ってこの時点でも目標の100万円には届いていないので検討させていただくという形で保留しました。
さらに単に保留しただけでなく、各査定士から名刺をいただいたので名刺の裏に買取可能な最低金額を書いてもらいました。
何のために名刺の裏に最低金額を書いてもらったかと言うと、書いてもらったことによってその業者に提示した最低金額以下で買い取ってもらうことを避けるためです。
仮に100万円に目標達成しなかった場合、一番100万円に近い業者に買い取ってもらうための目安になります。
しかし、目標100万円の道は険しい・・・
一括査定と並行して地元の買取業者もあちこちあたってみました。
インプレッサ専門店もあるのでそこにも現車を乗って査定依頼したところ、インプレッサ専門店と謳っていながら限定車の区別もつかない始末・・・
しかも最初に提示された金額は30万円。
「えっ?これ300限定車ですよ?」と返答すると、「じゃあ40万円です」といい加減なので当然お断りです。
なかなか目標額に到達しない中、最終的に私がとった方法はインプレッサ買取専門店、チューニングカー買取専門店、スポーツカー買取専門店に焦点を絞って買取査定依頼を試みました。
10社近くアプローチはしかけたかと思います。
これまで同様、インターネット検索から「インプレッサ専門 買取」「チューニングカー専門 買取」「スポーツカー専門 買取」といった形で検索サイトから検索をかけて該当の業者のホームページにアクセスして問い合わせフォームから車両情報を入力して査定依頼をかけました。
興味を示して返答してくれた業者は3社でした。
3社の提示額は75万円、80万円、90万円と分かれました。
どこにも希望額は150万円と伝えていたので、「ご希望に添えなくて申し訳ありません」といお答えをいただきました。
この時点で目標額の100万円は残念ながら厳しいと悟り、一番高く90万円と評価してくれた業者に買取してもらうことを決断し、出張買取依頼をしました。
業者さんは現金90万円持参の上、新幹線で来てくれてそのまま買い取って自走で帰るとのことで必要書類(印鑑証明1通)の用意を指示されました。
日程調整の上、買取当日を迎えましたが、この段階で私は現車を確認して、あれこれ難癖つけられて90万円から減額されていくんだろうなと覚悟していました。
ところがいざ、出張査定に来て現車確認をしてもらうと、「たとえ不具合があったとしてもうちは最初に提示させていただいた金額から減額するつもりはございませんのでご安心してください」とのお声をいただけました。
「本当に買取でよろしいでしょか?ここまま乗って行ってしまいますが?」と最終確認をして、売買契約書に記入の上、各書類に捺印(印鑑証明登録の印鑑使用)を済ませ現金90万円をいただきました。
私が住んでいる場所は新幹線の駅から乗り換えで40分くらいかかる上、田舎のため電車が1時間に1本あるかないかのような場所なので新幹線の駅まで査定士を迎えに行き現車を確認してもらい車中で取引をすることにしました。
車の中で契約書に必要事項を記載し、90万円を現金手渡しでいただき、車はドナドナされていきました。
なんやかんや、色々と苦労して100万円の目標金額にはわずかにとどきませんでしたが、限りなく近い90万円を手にすることができました。
以上が私の実際に高価買取を目指して行動した一連の流れとなります。
そのときに交わした売買契約書はこちらです。
車を高価買取してもらうコツ
前述のとおり、私自身の高価買取の道のりは今振り返ると険しかったです。
しかし、90万円を実際に手にしたときはあきらめなくて良かったと心から思えました。
なので、あきらめないで根気よく色々な業者にあたって査定してもらうのが一つのポイントになってくると思われます。
決して1社だけに決めないで、そこで出してもらった金額を元に他を当たって他では○○円と言われたと提示も効果的でした。
あなたの車を専門的に扱っている業者があれば、より高価買取の可能性は高まります。
私の車はインプレッサSTiというスポーツカーの上、限定車という特殊な条件だったので尚更、専門店の方が有効的でした。
世の中に300台しかなければ、買取金額のデータはほとんどありません。
当然、一般の業者だと通常のモデルの相場を参考にして算出するのであまりあてになりません。
私のように特殊な車でなくても、ミニバン専門店、コンパクトカー専門店、セダン専門店などなど車種ごとの買取専門店も存在します。
該当の専門店にアクションを起こしてみるのもコツと言えます。
とにかくあきらめたら試合終了です。
あなたの車の買取相場を見た上で現実的な金額よりもやや高い目標金額を設定してその目標金額に近づけるよう色々な業者に当たって査定してもらうというのが私の体験を元にしたコツとなります。
しかし、実際一番高く売る方法としては、個人売買があげられます。
その車が欲しいという方が近くにいれば一番ですが、なかなかいません。そんな場合はネットオークションが有効的です。
「じゃあなんでお前はそれをしなかったんだよ?」なんてまたまた指摘されそうですが、ネットオークションで車を個人売買するのはリスクがあります。
特に私のように車に多くの難点を抱えていれば、「こんなところが壊れていたなんて聞いてなかった」とクレームを入れられる可能性が高いです。
十分トラブルが発生する恐れがあったため、ネットオークションでの売買は最初から選択肢には入れませんでした。
もちろん、あなたの車に難点が見当たらず、どんなトラブルにも対応できる自信があればネットオークションを利用するのは十分価値があるといえます。
心配であれば、多少費用が発生してしまいますが、普段、車の面倒をみてもらっている販売店、整備工場などあれば事前に点検してもらって難点を解消しておくのも一つ手です。
ネットオークション利用の際に整備工場にて点検済みと安心感を与えることもできますね。
上手くいけば、買取価格の相場でなく、現在の販売価格の相場に近い金額で売却できる可能性もあるので、チャレンジする勇気や覚悟があれば利用してみてはどうでしょうか?
ただ、やはりトラブルが多発している世界の上、車によっては買い手が見つからず売れないリスクもあるので私はあまり、おすすめはできません。
よってご利用の際は自己責任でお願いします。
車を高価買取してもらうコツ!H16年インプレッサSTiを90万円で売却した方法を大公開!のまとめ
ここまで長々と車を高価買取してもらうコツを私が実際にH16年車のインプレッサSTiを90万円で売却した方法を交えてお伝えしてきましたがまとめると、
といったところですね。
それからここまで基本的なことなので触れませんでしたが、重要なのは、買取先の業者の担当者や査定士も人間です。
客だからといって大柄な態度はとらず対等な気持ちで接することです。
上から目線にならず、むしろその人と親しくなるくらいの気持ちで接すれば相手も気持ちよく買取金額を提示してくれるはずです。
以上が私流の車を高価買取してもらうコツです。
これが正解というわけでもないのであくまでこういうパターンもあるんだなぁくらいの気持ちで参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただいたあなたの車も高価買取が実現することを祈っています。
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