近年、テレビアンテナの形状が様変わりしています。
従来の八木式アンテナに加えてデザインアンテナと呼ばれるアンテナが人気を博しているようです。
そこで、ここではデザインアンテナがどのようなアンテナなのかご紹介いたしますのでぜひ、ご参考にいただけたらと思います。
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デザインアンテナとは
そもそもデザインアンテナとは何か?というお話ですが、テレビアンテナの種類のひとつで地上デジタル放送の電波受信を目的したアンテナのことです。
これがデザインアンテナです。
形状が平面でフラットであることから、「平面アンテナ」「フラットアンテナ」とも呼ばれています。
また、デザインアンテナの設置場所は壁面が多いことから「壁面アンテナ」と呼ぶこともあるようです。
従来の八木式アンテナの受信構造をコンパクトにまとめて箱型にしたイメージですね。
八木式アンテナは以前、ご紹介のとおり、魚の骨のような形をしていて屋根の上にドーンと乗っている感じです。
それが邪魔に感じたり見映えが悪いと感じたりする方も少なくないようでお洒落なアンテナとしても人気があるのがデザインアンテナとなっています。
特に近年、新しく家を建てる方がデザインアンテナを導入するケースも増加傾向にあるようです。
デザインアンテナの歴史を見てみると、なかなか詳細情報は出てこなかったもののアンテナメーカーのマスプロ電工では2009年に発売を開始したとの情報がありました。
100年もの歴史のある八木式アンテナに比べるとまだまだ歴史が浅いデザインアンテナですが、広く認知されればアンテナといえばデザインアンテナの時代到来を予感させる気が私的にしました。
デザインアンテナのメリット
先述のとおり、なんといっても見た目のデザイン性が高いのが一番のメリットです。
住宅など建物のエクステリアとしても演出が可能な特性が魅力的と言えます。
カラーバリーエーションもいくつかあり、私が調べたところブラック、ホワイト、ベージュ、ブラウンの4色のデザインアンテナが販売されているみたいです。
建物のデザインや色に合わせてアンテナのカラーも選択できるのも設置メリットとしてあげられそうです。
そして見た目も然り、自然災害対策に効果的で、雨や風などの影響を受けにくいという大きな特性があることも分かりました。
壁に取り付けることで屋根の下に隠せれば屋根に比べれば雨が直接当たることも少なくなり、平面形状であることから風を受ける面も少なくなりますね。
見た目が良くて災害に強いとは素晴らしいアンテナですね。
デザインアンテナのデメリット
メリットが多そうなデザインアンテナですが、どんなものもメリットがあればデメリットがあります。
デザインアンテナのデメリットに目を向けてみると、建物の外壁に設置することが多いようです。
この場合、アンテナを固定するために金具を壁面に取り付けるわけですが、金具を止めるのにビスを使うわけですが、壁にビス穴をあける必要があります。
穴をあける、つまり建物に傷を入れることに抵抗がある方には大きなデメリット言えそうです。
また、地デジの電波が届き難い弱電界地域では屋根の上にアンテナを設置しないと厳しい状況下での設置が厳しい面があります。
デザインアンテナを設置したくても電波状況によっては設置できない可能性もあるということですね。
それから、価格面ですが、従来の八木式アンテナに比べると若干割高です。
少しでも安くアンテナを設置されたいとお考えの方には多少ネックになってしまうかもしれません。
メリットよりもデメリットが大きくなってしまうとデザインアンテナ設置をおすすめできませんが、妥協点としてとらえることができデメリットの抵抗を感じないのであれば、デザインアンテナ導入検討も価値があるものだと私は考えます。
デザインアンテナのご紹介のまとめ
以上、デザインアンテナについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
21世紀に登場したデザインアンテナですが、デザイン性の高さや自然災害の影響軽減といったメリットと壁への穴あけが必要な場合があり、一部の環境で設置不能、若干の割高というデメリットがあります。
この記事を通じてデザインアンテナについて少しでもご参考になったのであれば幸いです。
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