当ブログではこれまで八木式アンテナやデザインアンテナの設置方法をご紹介してきましたが、地上デジタル用アンテナの第3世代として登場したのがユニコーンアンテナです。
このユニコーンアンテナの存在を知り、それをDIYで設置をお考えでここにたどり着いたのであれば流行の最先端を走っているかもしれません。
私自身も我が家の屋根のアンテナが倒壊してあれこれ調べる中で知ったアンテナです。
正直、デザインアンテナの存在も認知していませんでした・・・。
そんなユニコーンアンテナですが、八木式アンテナやデザインアンテナに比べると設置数や認知度は低いようです。
今後、ユニコーンアンテナが当たり前になることを想定しつつユニコーンアンテナのDIY方法を調査してみましたのでぜひ、ご参考いただければと思います。
▼関連記事▼
屋根上アンテナ取替えのDIY方法を独自調査
ユニコーンアンテナ設置に必要な機材
ユニコーンアンテナ本体
取付金具
ポール(支柱)
ボルト
脚立または梯子
アンテナ線
工具
ユニコーンアンテナのDIY設置方法
設置場所の選定
基本的にテレビの電波は電波塔からの電波を建物の高い場所でキャッチすることで強力に受信ができるとされています。
ユニコーンアンテナも高い位置で地デジ電波を受信するための設計となっていて屋根の破風板とよばれる場所や外壁に設置して屋根よりも高く突き出すような形となります。この姿がユニコーンの角のように見えることからユニコーンアンテナと呼ばれているようです。
このことからユニコーンアンテナの設置場所は屋根の破風板が理想的なようです。
ただし、地デジ電波を拾えなければ設置してもテレビを見ることができません。
測定器を使って受信電波測定を行った上で設置場所を選定しましょう。
ただし、測定器をお持ちでない場合、用意する必要がありますが、1度きりしか使用しない測定器を購入するくらいなら、最初から業者さんに全てお任せした方が良いのではないでしょうか?
せっかく費用を抑える目的でもあるDIYの意味があまりなくなってしまいます。
受信電波の測定
前項で触れたとおり、選定した設置場所で地デジ電波受信が可能かどうかチェックする必要があります。
ユニコーンアンテナ本体と測定器を持って設置場所まで登り、ユニコーンアンテナに測定器を接続して電波測定を行います。
この時、梯子や脚立からダイレクトに破風板まで登れるようであれば、梯子や脚立を立てかけて選定した場所まで登ります。
途中に屋根を挟む場合などは破風板下の屋根まで上ってそこに梯子や脚立を設置して選定した場所まで登ります。
足場が不安定な屋根の上にさらに不安定な梯子や脚立を設置するわけですが、相当な熟練者じゃないとこの場所での作業は厳しいと思われます。無理せず、プロの専門業者にお願いしましょう。
破風板や外壁に穴をあける
地デジ電波を問題なくキャッチできるようであれば、ユニコーンアンテナの設置を進めます。
ユニコーンアンテナは破風板や壁に取り付けた金具にポールを付けて設置するため、取付金具を止めるために固定ボルト用の穴をあける必要があります。
日常的にドリルを使って穴あけに慣れているという方ならまだしも経験の浅い方、しかも不安定な高所でのこの作業は成功率が低いと思われるので、あまりおすすめしません。
また、ドリルをお持ちでなければ、用意する必要があり、購入となれば出費がかさみ、やはりDIYによる費用対効果は薄れてしまいます。
取付金具の設置
前項であけた穴にボルトを通して取付金具を設置します。
アンテナ本体が緩んで落下しないように、念入りに固定する必要があります。
水平器を使うことでアンテナ本体を綺麗な垂直に設置することができます。
繰り返しになりますが、あくまで不安定な高所での作業です。
バランス感覚、手元の器用さが求められる場面でもあるので無理は禁物です。
ちなみにユニコーンアンテナの設置に使用する金具はサイドベースと呼ばれる金具となります。
水平器は測定器やドリルに比べれば高価ではないですが、用意するとなると出費が増えます。
ユニコーンアンテナ本体の取り付け
取り付けた金具に支柱となるポールを差し込みボールの先端にユニコーンアンテナ本体をはめ込みます。
アンテナ本体下部にポールの差込口があり、その差込口にポールをはめ込むイメージです。
設置向きの微調整
念のため再度、測定器を使って地デジ電波の受信電波を行い、アンテナ位置の微調整を行います。
取付金具に差し込んだポールを回してアンテナの向きを整えるイメージです。
アンテナ線の接続
ユニコーンアンテナ本体の設置し向きの微調整が完了したら、アンテナ線を接続します。
ユニコーンアンテナの場合、アンテナ本体の下部に開閉パネルがついていてそこを開くとアンテナ線を接続するためのコネクタが出現します。
そこにアンテナ線を繋げれば接続完了です。
このあとは室内にアンテナ線を引き込む作業となります。
詳細はこちらから
テレビアンテナの配線方法をご紹介
ユニコーンアンテナのDIYによる設置方法のまとめ
ここまでユニコーンアンテナのDIYによる設置方法をご紹介しましたが、現在、ユニコーンアンテナの普及率が八木式アンテナやデザインアンテナに比べると高くないことからDIYでチャレンジされる方も圧倒的に少ないです。
今後、普及率が高まれば実践者も増え、もっと濃い情報が出てくれば続報をお伝えしたいところですが、アンテナのDIYでの設置はこれまでお伝えした通り、危険を伴うため、おすすめしません。
くれぐれも無理せず、専門の業者さんへお願いするのが一番だと思います。
私もユニコーンアンテナではないですが、八木式アンテナのDIY設置を失敗した経験があり、最終的に業者さんにお願いした経験があります。
※私イチオシのテレビアンテナ工事業者さんについてはこちらから
テレビアンテナ交換のDIYから電翔へ工事依頼の経験談
DIY方法を紹介しておきながら、専門業者への依頼を進めていることにいささか矛盾を感じますが、ケガをしてからでは遅いですし、当方では責任がとれません。
そういった意味でも、ぜひ業者さんへ依頼をおすすめします。
ぜひ、ご参考になればと思います。
以上、ユニコーンアンテナのDIYによる設置方法についてでした。
コメント