新年を迎えると、新年会を行う会社も少なくないかと思います。
そんな新年会で幹事を任されてしまったあなた。新年会の幹事の進め方に不安じゃないですか?
もし、不安であれば、ここでは新年会の幹事の進め方に加えて幹事の挨拶や締め方を紹介しているので参考にしてみてください。
新年会の幹事の進め方とは?
まず、新年会の幹事の進め方ですが、これは新年会に限らず会社の宴会においては一般的に幹事は司会進行がメインの役割となります。
ある程度、会場に参加者が集って席についたら開始の旨を伝えて、飲み物の準備をします。
このとき、新年会のプランによって異なりますが、例えば、瓶ビールが用意されている場合はお手元のグラスに各テーブルの若年者に目上の方へのお酌を促し、役職が上の順に最後は若年者同士でお酌をしあって飲み物を用意してもらいます。
くれぐれも手酌で用意しないようにしましょう。たかがお酌ですが、お酌のような気づかいができることもビジネスマナーとしては重要なことなので覚えておきましょう。
もし、お酒が飲めないもしくは、その日はお酒を飲まないと決めている方が居る場合は、お酒の代わりに何がいいかを聞いた上でお茶などを注いであげるようにしましょう。
また、参加人数が多い場合はお酌をする人数を増やして、なるべく早く全員に飲み物がいきわたるようにしましょう。
いつまでもだらだらやっていると、最初に注がれた人のビールは泡が抜けてしまいます。泡が抜けたビールはおいしくない上にイライラさせることになりますので注意してください。
飲み放題プランのような注文の場合は、素早く注文を聞いて、店員さんに伝えましょう。
このときのおすすめは、だいたい飲み会の一杯目は「とりあえずビール」という言葉があるようにビールを注文する人が多いので、失礼にならない範囲で「ビールの方」と手を挙げてもらうと素早く集計がとれますのでおすすめです。
全員に飲み物がいきわたったら、幹事であるあなたが簡単な挨拶(次項で詳しく紹介)をした上で、参加者の中で一番のお偉いさんに乾杯の音頭をとってもらいます。
乾杯は幹事の役割でなく、一般的には参加者の中で一番のお偉いさんです。社長が参加していれば社長ですね。
できれば、事前に乾杯してもらう方にお願いをしといた方が、当日いきなり頼むよりは心構えができるので良いです。
乾杯が終わったら、飲み物に口をつける方が多いので、極端にグラスの飲み物が減ってる人がいれば、次の飲み物の手配をしましょう。
新年の抱負を一人一言発表するのが恒例になっていたり、出し物が恒例になっていてプログラムに組まれている場合は、時間を見て「盛り上がっているところ申し訳ありませんがここで○○を行います」といった具合に宣言をして進行してください。
一人一言は参加人数が多ければ多いほど時間がかかるので、一人あたりの時間を決めておいて時間配分をしておけば、バタバタしないで済みます。
終了時間が迫ったら、締めに移ります。宴会において「締め」は「中締め」と表現されることが多く、これは締め=終わり、中締め=まだ続けてもいいですよ的な意味が含まれるので「完全に終わりでないですよ。続けたいひとは続けてもらってかまいません。」という意味が込められるためです。
そして、中締めの挨拶は乾杯の挨拶をした方とは別の方、一般的には参加者の中で二番目に偉い人に行ってもらいます。これについては最終項で詳しく紹介します。
ここまでを纏めますと
①忘年会開始の挨拶(幹事のあなた)
②乾杯の挨拶・音頭(一番目に偉い参加者)
③出し物がある場合は出し物の進行
④締め=中締めの挨拶(二番目に偉い参加者)
といった流れとなります。
乾杯の挨拶や中締め挨拶は幹事のあなたが考える必要はないので、冒頭の挨拶と司会進行だけを考えておきましょう。
新年会の幹事の挨拶
次に幹事の挨拶について紹介します。
前項でも紹介したとおり、新年会開始の合図と共に冒頭の挨拶を行います。
ポイントはとにかくシンプルかつ手短にです。あまりダラダラ喋ると参加者をイライラさせることに繋がります。
新年早々、人を怒らせるのは避けたいところですね。本来新年会は楽しむ場所なので気をつけてください。
万が一、長くなるようであれば、飲み物の準備の前に挨拶して挨拶が終わった段階で一番偉い方に乾杯の挨拶をお願いすると同時に飲み物を用意する形が望ましいです。
飲み物を用意してから、幹事のあなたの挨拶、さらにお偉いさんの乾杯の音頭で乾杯前にすっかりビールの泡は蒸発なんてことも考えられるので、ここでシンプルかつ手短に済ませることを強くおすすめします。
挨拶のセリフとしては、新年会なので「皆さま、改めてあけましておめでとうございます。本日はお忙しい上に寒い中、新年会にお集まりいただきましてありがとうございます。本日、幹事および司会進行を務めさせていただく○○です。至らない点多々あるかと思いますが、温かい目でみていただければと思います。時間も限られておりますので、さっそくですが乾杯の挨拶を□□さんにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。」といった感じで十分です。
また、前項でもお伝えした通り、幹事であるあなたの挨拶は、一般的にこの冒頭の挨拶のみとなります。
ただし、規模が小さい場合は乾杯の音頭も流れで幹事であるあなたが行う必要もありますので、先述したセリフのあとに「乾杯の音頭をとらせていただきます。御唱和願います。今年もわが社にとって良い年になるように祈念いたしまして、乾杯!」といった感じで乾杯をしましょう。
ポイント
極力シンプルかつ手短な挨拶を心がける
新年会の幹事の締め方
最後に新年会の幹事の締め方について紹介します。
初項でもお伝えした通り一般的には締めに関しても乾杯同様、幹事の仕事ではありません。乾杯とは別の方、2番目に偉い方が締めの挨拶を行います。
また、お伝えした通り「締め=中締め」です。
ある程度の時間が来たら、幹事のあなたが「宴もたけなわでございますが、お時間が来ましたのでここで一旦締めたいと思います」と言った感じで二番麺い偉い方へ中締めの挨拶をお願いしましょう。
これに関しても乾杯の挨拶同様に、事前に二番目に偉い方にお願いをしておくようにしとけば心構えを作ってくれるはずです。
一般的には「よおぉ~パンっ」の一丁締めもしくは、「よおぉ~パパパンっ、パパパンっ、パパパンっ、パンっ」の一本締めが有名ですね。
中締めの挨拶が終わったら、二次会に参加する方、一次会で帰る方それぞれの誘導を行います。
一次会の会場がそのまま使えるような場合は、その場で二次会を行っても問題ありませんが、ここは事前に確認した上で、その場で行うのか別の店に移動するのか決めておきましょう。
移動する際も、お酒も入っていてダラダラしがちですが、お店の迷惑にならないようにスムーズに移動するように誘導することが重要です。
もちろん同様にお会計もです。会場に忘れ物がないかも確認しておきましょう。
新年会の幹事の進め方とは?のまとめ
いかがだったでしょうか?
新年会の幹事の進め方はご理解いただけましたか?
幹事の挨拶や締め方は大丈夫そうですか?
もう一度お伝えしますが、進め方の基本は
①忘年会開始の挨拶(幹事のあなた)
②乾杯の挨拶・音頭(一番目に偉い参加者)
③出し物がある場合は出し物の進行
④締め=中締めの挨拶(二番目に偉い参加者)
となっています。
冒頭の開始の挨拶に関しては、とにかくシンプルかつ手短を意識してください。
締め方は、締めの挨拶をお願いした上で挨拶をしてもらって締めましょう。
あなたが新年会の幹事を上手くこなせることを祈っています。
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