だるまで有名な群馬県は高崎市。
毎年、年明けに行われている「だるま市」も有名ですね。
例年行われている少林山の達磨寺主催の「少林山七草大祭だるま市」が有名ですが、
今年2017年から、少林山七草大祭だるま市とは別に「高崎だるま市」が開催されるようになったのはご存知でしょうか?
まだ開催されて間もないため、あまりご存知でない方も多数いらっしゃるかと思いますので、ここでは「高崎だるま市」と「少林山七草大祭だるま市」の違いをご説明させていただき、「高崎だるま市」の概要や開催場所とアクセス方法をご紹介します。
高崎だるま市と少林山七草大祭だるま市の違い
先述したとおり、今年2017年から高崎の「だるま市」は「高崎だるま市」と「少林山七草大祭だるま市」の二つの「だるま市」が開催されるようになりました。
いままでは「少林山七草大祭だるま市」1本で開催されていたのですが、主催側の達磨寺とだるま市に出店する露店商との間で運営を巡る対立問題が発生してしまいした。
この対立により、露店商側が「少林山七草大祭だるま市」から独立する恰好で新たに「高崎だるま市」を開催することになったようです。
具体的な対立内容は、経費問題でした。
毎回、だるま市にかかる警備費や電気設備等、高額な経費を達磨寺側が負担していたが、これを露店商側に出店料として求めたところ、高額過ぎて払えないと反発が起きてしまい、交渉虚しく解決の糸口が見つからないまま、決裂に至ってしまったそうです。
この結果、伝統ある「だるま市」が開催できない危機もあり、高崎市がだるま商と協議し、これまで開催されてきた「少林山七草大祭だるま市」と別の「だるま市」を開催するという運びとなりました。
そして開催日もそれぞれ異なり、例年どおりの1月6日と7日に開催されるのが「少林山七草大祭だるま市」
1月1日(元旦)と2日に開催されるのが新たに始まった「高崎だるま市」となっています。
2017年のそれぞれの様子をお伝えしますと、「少林山七草大祭だるま市」では、これまで約200店の露店と約60店のだるま販売店が並び盛大に行われていました。
しかし、先述の問題があったため、露店は約100店に減少し、初日6日のだるま店は1店のみの出店となってしまいました。
境内や参道にびっしりと並んでいただるまも大きく数を減らして、物寂しい光景となってしまったようです。
一方、新しく開催された「高崎だるま市」は、だるま店が40店、飲食店舗20店が並び、大盛況となり初日の元旦10万人、2日が15万人の来場となったようです。
ただし、初開催ということもあり、関係者も驚くほどの来場者数で、まるでアメ横状態化し、他人にぶつからないで歩くのが困難なほどだったそうです。
来場された方のSNSでは「会場狭すぎ」「歩けない」といった書き込みも目立ちました。
これについては今後の課題となりそうですね。
ポイント
高崎だるま市:1月1日・2日開催 高崎市(高崎だるま市実行委員会)主催
少林山七草大祭だるま市:1月7日・8日開催 少林山達磨寺主催
高崎だるま市の概要
2017年から新しく始まった「高崎だるま市」の概要は次のとおりです。
※2017年に行われた第1回高崎だるま市を例にお伝えします。
コンセプト:「日本で一番早いだるま市」
日時:1月1日 午前11時から午後6時
1月2日 午前9時から午後6時
場所:高崎駅西口 駅前通り
高崎だるま販売ブースとして会場内に約40mの区間にテントを並べて日本最大級のだまる市として約40店のだるま商が出店され、伝統的な達磨販売をはじめ、干支だまるやカラーだるまも販売されました。
また、だるま職人による実演や名入りなども行っていました。
購入した達磨の宅配も行っていて宅配便ブースも用意されていたことから、購入した達磨を持ち歩くことなくだるま市を楽しめます。
もちろん、前年の達磨の無料回収も行っていました。
さらに、高さ2.8mの特大高崎だるまや願い事を自由に書き込みできる金色だるまの展示がありました。
記念撮影を撮る場合は特大だるまの前がおすすめだそうです。
食べどころとしては、「開運たかさき食堂」が設けられ飲食店20店が出店し、名物の焼きまんじゅうやモツ煮、パスタなど温かいものが提供されました。
抽選会も行われて、「お楽しみ抽選会」としてだるま店で2,000円以上で赤の抽選券1枚、飲食店で500円以上お買い上げで青の抽選券1枚が発行され、赤青セットで1回の抽選が可能となっていて、高崎市内の企業から提供された協賛品が当たる内容となっていました。
バンド、和太鼓、三味線の演奏などもあり、かなり大がかりなイベント内容となったようです。
あくまで2017年の内容となっているので、2018年の2回目は大幅な変更の可能性もあるかもしれません。
高崎だるま市の開催場所とアクセス方法
開催場所は先述もしましたが、2017年は高崎駅西口の駅前通りで行われました。
ヤマダ電機とは逆側の出口を出た先ですね。
電車のアクセスですと、在来線として「高崎線」「上越線」「吾妻線」「両毛線」「信越線」「八高線」があります。
新幹線の場合は新潟方面からの下りの「上越新幹線」、富山、金沢、長野方面からの下り「北陸新幹線」、東京方面からの上りの「上越新幹線」、「北陸新幹線」があります。
参考までに達磨寺に行かれる場合は高崎駅から、バスやタクシーが便利で15~20分ほどで到着できます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、2017年から開催された「高崎だるま市」についてご紹介させていただきました。
残念ながらお伝えした通り、もともとのだるま市から分裂という形で始まった「高崎だるま市」ですが、新たな伝統祭として期待したいところですね。
ご興味の方はぜひ、高崎だるま市に参加してみてはいかがでしょうか。
余裕のある方は「高崎だるま市」と「少林山七草大祭だるま市」の両方に参加して比べてみるのも面白いかもしれません。
決裂してから間もないため、今後の動向がきになるところですが、この先しばらくは注視したいところです。
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